言語聴覚士養成校 学生の見学実習がありました
2018.09.07
8月17日、25日に、臨床福祉専門学校の言語聴覚士養成課程の学生6名が見えました。失語のある利用者の方が、「学生さんに話をしたい」と学生に向き合いました。ご自身の病気や障害のこと、言語リハビリテーションについて話をされ、帰り際には「頼むよ!」とエールを送っていらっしゃいました。
STの勤務先の多くが病院のリハビリテーション科です。介護保険制度事業に関わるSTは少数派です。言語障害は一朝一夕で改善するものではありません。むしろ退院後の言語リハビリが、失語症の回復に重要なのではないでしょうか。なぜなら、有効な言語リハビリによって、半年、1年の単位で改善していく障害だからです。地域生活の中の言語リハビリは、社会参加を伴うこと、複数でのコミュニケーション機会を伴うことが必須であると考えています。ミカタの言語リハビリテーションは、この考えの元に運営しています。病院の個別リハから、退院後は人の輪の中に戻って欲しいと思います。学生の皆さんにも、言語デイサービスの意義をお伝え致しました。