「失語症サポーター」講座を終えて
2019.06.03
千葉県流山市の障害福祉センターにて、市民の方を対象とした「失語症サポーター講座」講師を務めました。失語症を持つ方と接したことがある、関心がある、という方が多く受講されました。失語症の原因が「精神的ショックによる」と思っていた方がとても多く、改めて誤解されやすい障害であることを感じました。失語症は、脳卒中や脳炎、外傷など、脳の言語野やその周辺に障害を負うことによる障害です。「話す」「聴く」「書く」「読む」「計算する」など言語機能の低下により、個人差はありますがコミュニケーションに支障がでます。弱みを補い、強みを生かしながらサポートする会話支援を実技を織り交ぜながら、講座を通じてお伝え致しました。
ミカタでは、平成25年度より「市川市会話パートナー」活動を担当しております。市民の方を対象とした講座、実技、会話支援者としての派遣活動(第2・第4水曜日の午後2時から3時まで、市川市八幡の全日警ホールにて)を継続中です。お申し込みは市川市役所 障害者支援課までどうぞ。(市川市民の方が対象です)
今後、「失語症意思疎通支援者」養成が千葉県事業として始まる予定です。失語症を持つ方への地域支援事業が多くの自治体に広がっていき、失語症を持つ方へのサービスが定着していきますよう、言語聴覚士として役目が果たせるよう努力した参りたいと思います。